現場の未来を紡ぐ製造リーダー
林英志
日興精機の林英志さんにインタビューを行いました。製造部に所属し、現場の最前線で活躍する林英志さんは、7年間の経験を通じて技術力を高めながら、若手社員の指導にも力を注いでいます。今回のインタビューでは、日興精機の職場環境や日々の業務内容、働きがいや今後の目標まで、多岐にわたるテーマについてお話を伺いました。林英志さんの人柄が伝わるエピソードが満載です。
一日の流れ・業務内容について教えてください
1日の業務は、8時5分のラジオ体操から始まります。その後は、朝礼を始め、進捗の報告や当日の業務内容の確認を行います。
業務のはじまりは8時15分です。製造部では、営業から届いた指示書をもとに、どんな加工方法が一番効率的かを考え、最適な機械を選んで加工を進めていきます。
午前の作業は10時15分に10分間の休憩を挟み、12時25分まで続きます。その後は昼休憩。昼休憩は40分間で、13時5分から午後の業務が再開し、15時15分に10分休憩を挟み、作業内容は午前と同じ仕事を行います。
一日の終わりには現場の整理整頓や清掃を行います。さらに、翌日の作業内容の確認も行い、すべてが整ったタイミングで退社する流れです。作業終了は17時15分です。
日興精機の良いところは何ですか?
日興精機の魅力は、何と言っても社員一人ひとりの自主性を尊重するところです。もちろん、「やりたいことを自由にやってね!」という訳ではなく、自分の役割やチームワークを大切にしつつも、自由に考え、行動できる環境が整っています。毎日が「お互いに助け合いながら、自分の意見を大切にする」感じですね。何でもやってみてくださいというわけではないけれど、自分のアイデアや考えをしっかり表現できるところが良いところです。
このような環境があるからこそ、社員は自身の創造性や個性を活かした働き方が可能となっています。
社内の雰囲気について教えていただけますか?
社内の雰囲気はとても良く、風通しの良い職場だと思います。役職や立場に関係なくフラットな関係性が築かれており、何かあれば気軽に相談できたり、意見も言いやすいです。
自分の考えをしっかり発信できます。
また、社内には優しい人が多く、周囲からのサポートも手厚いと感じています。そのため、困ったときに一人で抱え込まずに済む安心感があります。
社員同士の関わり方に温かみがあるので、働きやすさはもちろん、「良い会社だな」と感じる場面が多い職場です。
日興精機で働いて良かったことは何ですか
忙しい時期もありますが、基本的に土日が休みで、定時で帰れる点がとても良いところです。そのおかげで、家族や友人との時間をしっかり確保できるし、自分の趣味の時間も大切にできます。仕事がプライベートに影響を与えることがないので、心の余裕を持って働けるんです。この「プライベートとのバランス」の良さは、日興精機で働く大きな魅力だと感じています。
個人的に、仕事だけでなく、家庭や自分の時間も充実させたいという方にとっては、理想的な環境だと思います。もちろん、忙しい日もありますが、時間的な余裕があるので気持ちにゆとりを持って過ごせる点がありがたいです。
日興精機で働いていて困難だと感じることは何ですか?
入社して7年経ちますが、精密部品の製造作業では、毎回「同じ品質の製品を作る」という点が想像以上に難しいです。
作業手順自体は同じでも、微妙な違いが仕上がりに影響することがあり、そのたびに「うまくいかないな…」と感じます。これは経験不足を痛感する瞬間でもあり、簡単なようで、実はすごく難しいことだと実感しています。
でも、その分、試行錯誤しながら技術が身についていく過程にやりがいも感じています。
何度も失敗して、ようやく良い結果が出た時は「やった!」と思えますし、その瞬間がこの仕事を続けるモチベーションにもなります。
やりがいを感じる瞬間は何ですか?
やりがいを感じる瞬間は、難しい製品が完成したときですね。精密な機械が多くて、作業がなかなかうまくいかないことも多いですが、その分完成したときの達成感は格別です。プログラムの見直しや機械の加工条件を調整しながら進めるので、試行錯誤が本当に続きます。
何度も失敗を繰り返してやっと理想の製品が出来上がったとき、思わず「これだ!」っていう感動があります。そういう瞬間に、「やっぱりこの仕事は面白い」と実感できるので、たまに感じる挫折感も、結局は前に進む力になっています。
先輩社員として気を付けていることや大切にしていることは何ですか?
先輩として心がけているのは、年齢や立場に関係なく、できるだけ積極的にコミュニケーションを取ることです。
仕事は一人で完結するものではなく、周りとの連携が欠かせませんから、こちらから声をかけて、少しでも関係を深めるようにしています。
特に意識しているのは、「好き嫌いで仕事をしてはいけない」ということですね。
どんな人とも、協力して業務を進める姿勢を持つことが大切だと思っています。そうすることで、チームの一体感が生まれ、仕事もスムーズに進みやすくなります。
後輩に対しても、気軽に相談できる環境を作るように心がけています。コミュニケーションが自然に活発になることで、職場の雰囲気も良くなり、結果的にみんなが働きやすくなるんですよね。
こうしたやり取りが職場全体に良い影響を与えるので、意識して続けています。
仕事を忘れてリフレッシュできる趣味はありますか?
仕事のリフレッシュ方法は、やっぱり筋トレですね。実は中学生の頃から、長渕剛さんの肉体改造に憧れていて、気づいたら5年間続けていました。特に大胸筋を鍛えるトレーニングには力を入れていて、筋肉がパンパンになるくらい取り組んでいます(笑)。
トレーニングをしていると、ストレスが発散できて気分もすっきりするし、何より健康的な体づくりが楽しいんですよ。仕事の疲れも吹き飛ぶくらいリフレッシュできますし、体を動かすことの大切さを実感しています。
今後の目標は何ですか?
最近、若い社員の入社が増えてきたことを感じていて、自然と現場で指導する機会も増えました。自分が先輩から教わったことを、今度は自分が後輩たちに伝える立場になると、責任感がより一層強まりますね。
これからの目標は、若手社員と一緒に成長していくことはもちろん、上司と若手社員の間をうまくつなげる役割を果たすことです。自分は年齢的に中間の立場なので、両者の考えや意見をうまく調整しながら、円滑なコミュニケーションが取れる環境を作りたいと考えています。みんなが気持ちよく働けるような職場にするために、自分も貢献していきたいですね。