2024/07/03

精密加工に欠かせない!センタレス研磨 種類、特徴、調整、解説します

精密加工の分野で欠かせない技術の一つに「センタレス研磨」があります。本記事ではセンタレス研磨の基本構造、種類、特徴、ついて詳しく解説します。また、センタレス研磨の利点や欠点、不良の原因とその対策にも触れます。これを通じて、センタレス研磨の重要性とその効率的な運用方法を理解しましょう。技術を駆使して、精度の高い加工を実現するための知識を深めてください。最後に日興精機の加工事例も載せております 生産活動の参考になればと思います

1. センタレス研磨の基本構造

センタレス研磨は、工作物を支持しないで研磨するための技術です。主軸を使用せずに回転する円筒状の砥石と、この砥石と協力して研磨対象を支える調整輪を使います。調整輪は、研磨するものを一定の速度で回転させ、均一な削りを実現します。この技術は、極細な直径の材料や長い材料を高精度に研磨するために必要です

1.1. センタレス研磨とは何か

センタレス研磨とは、工作物を中心に固定せずに外周を研磨する技術のことです。この方法では、工作物を中心に固定する必要がなく、径の長さに制限なく研磨ができます。そのため、非常に細かい径の材料や、長い材料を効率的に研磨することが可能です。また、主軸やセンターホルダーを使用しないため、段取り作業が簡単で、高速稼働が実現できます。この技術は、例えばエンジン部品や精密機械部品の製造において使用されます。特に、自動車業界や航空宇宙業界で広く採用されており、高精度で時間に制約がある生産環境において、その効果が発揮されます。

1.2. センタレス研磨の利点

センタレス研磨の最大の利点は、生産効率の向上です。調整輪と砥石の間に工作物を通すだけで、高速で連続的に研磨作業が進行します。また、径の長い工作物や非常に細い材料も容易に処理できます。これにより、寸法安定性と表面の均一性が優れた結果として得られます。さらに、この技術は特殊な固定治具や大掛かりなセットアップが不要で、段取り時間の短縮に寄与します。そのため、多品種少量生産や短納期対応が求められる現場において、大変有用です。

1.3. センタレス研磨の欠点

センタレス研磨にもいくつかの欠点があります。まず、研磨過程で発生する熱が原因で素材が変形する可能性があります。そのため、熱管理が重要となり、特殊な冷却システムが必要な場合があります。次に、調整輪と砥石の適切な設定が難しいことがあります。これにより、初心者には扱いが難しく、高度な技術が求められます。また、この研磨技術は主に円筒状の部品に対して効果があります。他の形状の部品に対しては、適用が困難であることがあります。これらの欠点を理解し、適切な対策を講じることで、センタレス研磨を効果的に使用することができます。

2. センタレス研磨の不良の原因

センタレス研磨の不良の原因は多岐にわたります。まず、機械の設定不良があります。特に研磨ホイールやガイドの位置が適切でないと、均一な研磨ができません。次に使用する研磨材の品質が関与します。粒度や硬度が適切でないと、表面の仕上がりに影響するでしょう。さらに温度管理や研削液の使用も重要です。これらの要因が複雑に絡み合うことで、不良品が発生します。

2.1. センタレス研磨の不良対策

センタレス研磨の不良対策として、まず機械の設定を正確に行うことが大切です。具体的には、研磨ホイールの位置やガイドの調整を厳密にします。それにより、均一な研磨面が得られます。また、使用する研磨材の品質を確認することも重要です。粒度や硬度に注意し、適切な材料を選びます。さらに研磨中の温度管理を徹底し、適切な研削液を使うことで、表面の仕上がりを安定させます。

一方で、定期的なメンテナンスも必要です。機械の各部分をチェックし、磨耗や異常があればすぐに対処します。これにより、不良のリスクを低減できます。加えて、作業者の技術向上も欠かせません。定期的なトレーニングを実施し、最新の技術や知識を取り入れます。こうした対策を組み合わせることで、センタレス研磨の不良を防止し、高品質な製品を提供できます。

加工事例 通し研磨

弊社での研磨の加工事例になります 段差やツバなどがない形状でしたら通し研磨で加工できます連続で加工できるので コストメリットありますしセンタの形状が不可の製品でも対応可能になります 写真の製品は 熱処理をするのでミクロンの単位において研磨必須ですのでセンタレス研磨が形状的にも最適な方法になるかと思います

加工事例 停止研磨

こちらはつば付きの製品の研磨になります つばがありますので通し研磨はできません こちらは鍛造品の支給での研磨になります 鍛造ではミクロンの精度はなかなか対応できませんので弊社の研磨を採用していただいております製品の形状特性に応じて、コスト、品質のメリットを考慮した提案をさせていただいております

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